金正日・再起不能!
2008年9月19日
星と易理が告げる将軍様のこれから先
金王朝溶解への序曲
1.ついに到来した〈運命の年〉
将軍様の病状については思惑や謀略を根底にした情報操作による各種海外情報がもたらされているが、本誌はそれらの情報を参考にせず純粋に異次元原理に根拠をおいた分析に徹したい。
'04年に出版された『金正日・破滅の日』。その中で朝鮮半島が〈衝撃の年〉になるのは「'08年である」として、それは金正日の健康面が原因であるとし次のように予測している。
「金正日の運気は'97年、56歳頃から〈水性〉が一段と加勢し強化されてくるようになり、金正日の生命エネルギーを構成している〈火性〉はこの水によって減火されるから心臓疾患に悩まされるようになったはずである。
しかもその傾向は60歳以降も続き、その期間の中でも特に'04年、'05年、'06年の3カ年は危険な症状となろう。またこの傾向はさらに悪化の度を加え'06年以降3カ年も続いていくことになるから厄介なのだ。
とりわけ〈'06年 丙戌 偏官 衰〉の年は水性は一層強化され、一方では火性も増加され〈水火激戦〉の様相となってくる。
この年に続く'07年、'08年も〈水性太過(水の作用が多すぎてバランスが崩れる)〉で病状は深刻なものとなる。
北朝鮮においては不可能なことは何一つないオールマイティの神の如き存在の独裁者も'06年以降の3カ年は肉体的にも人生そのものが後半生における最大の危険期間に突入する運命となるのだ」(『金正日・破滅の日』p.69〜p.70より)
特に〈運命の年〉'08年については次のように記している。
「'08年 戌子 偏印 死 十二運にはイメージの悪い〈死〉の星がめぐっているように、一大凶運の年となる。家督を破るか、突然降りかかる災難、困難に直面するようになる。
ここにいう〈家督を破る〉とは文字通り〈相続〉〈継承〉の断絶を意味するもので、〈金王朝の継承は不可能となる〉ことが明らかになるであろう。
とかく周囲の人との生別、死別などが多くなり〈離別運〉が主体となる年である。
諸事反転すること多く、苦しいことのみ次々と起こる年。持病も好転せずさらに悪化する兆」
「しかもこの年、肉体的には外的に傷害を受ける恐れもある。これは必ずしも不慮の不祥事を意味するばかりではなく、〈外科手術を受ける〉ことも含まれている。また一方では資産の損失あるいは身体的な災害の発生など、これまでの日常生活を大きく激変させるような不安な状況に陥るのだから、ただ事では済まない年となるにちがいない」
'04年に発行された同書の予測は現在まさに的中しているといえよう。
2007年〜2011年は"平壌異変"の最凶運の時間帯
さらに今となって付け加えるなら'07年〜'11年にかけての期間というものは〈生命、健康運に関する面〉で〈最凶運〉の期間となる。
この5年間というものは将軍様のこれまでの人生そのものの本質が根本より問いただされ、自分を取り巻く環境がガラリと一変するのだ。
その結果、運強くこの5年間をどうにか切り抜けたとしても'11年〜'12年にかけて健康運は後半生における"最凶"の〈大変動の年〉を迎えることになる。
さてそこで気になるのは将軍様の権力保持、統括能力の実情であるが、この分野を検証していくには権力掌握の時点を特定し、その時間質のエネルギーの消長を検証していく----。
それには後継者として初めて世評に登場した時期なども考えられるが、実質的な権力掌握時は金日成死亡時('94年7月8日)から起算していくのが適切と思われる。
そこで権力の座に関わるエネルギー波動を検証していくと奇しくも'08年〜'09年にかけての時期が重大な節目の年となる。
つまり〈権力の座〉にともなう〈大変動の事象あり〉と判断することが出来るのだ。
だからどうしても今日直面している健康トラブルは一過性のことではなく政権中枢部での異変、変動を招くのは確実となるのだ。
2.何拠に旅するか、将軍様究極の孤独の旅
さて次に占法を変えて〈易占〉に依る将軍様の病状を検証してみよう。
そこで得た卦は「火山旅 4爻」であった。
易経に曰く「旅ここにとどまる。旅ここにとどまるは未だ位を得ざるなり。その資斧を得るも心未だ快からざるなり」とある。
ここで〈資斧〉というのは〈資〉つまり財力をいい、〈斧〉はオノであり武力の象徴である。将軍様が国内に豪華宮殿と多くの別荘を持ち国家のオーナーとして莫大な資産を貯え、スイス銀行の金正日名義の預金口座には500億円もの資金を亡命資金として貯え、また先軍政治を謳い独裁圧制のための軍部を統括しているのだからここでいう〈資斧〉を共に備えている独裁者の権力構造の実態をよく物語っているといえる。
つまり資産も武力も保持した絶大な権勢は並ぶ者なき存在である。しかしそれは徳望によっているものではなく、常に武力に依存しての存在である。軍事依存症の状況というのは一方ではいつも心底抜き難い不安感を抱いているものだ。だからそれを〈その資斧を得るも心未だ快からざるなり〉と簡潔な文言で記している。
金正日がどこまでも核兵器に執着する軍事依存症により米朝会談がスムーズに進展しないのだが、その原因の一つにはこの健康問題も秘められていたのが今になって判明してきた。
さらに易経の示すところは次のように説いていく。
しかし〈資斧〉を一旦得たといってもそれは保持していくことには苦難が伴い、その前途には不安があり、火が燃え始めようとするのだがパッとは燃え上がらずに絶えずくすぶっているような不快さの中にある。精神状態は苦悩に満ちたものになり、病状は苦痛甚だしくそれは長引くものとする。
将軍様最後の「旅」
また易経でいう「旅」の卦はひどく意味深長なのだ。「旅行」は易経の古代にあっては命がけの苦難の道中を意味した。そこで〈旅〉の卦の意味するところは ①遠方に旅する象 ②旅の途中に路傍での野宿、宿舎、茶店などで一服する象なのだ。
以上のことを念頭において〈旅〉の卦にはもう1つ重要な象がある。旅とは決して平坦な道ではない。時には現世からの異次元世界への移行、つまり霊界への旅立ちをも意味するのである。
またもうひとつの見方をするなら、この卦には「沢風大過」という卦も内在しているのが注目される。これはすべて「過ぎる」病は既に進みすぎているというのだ。しかもその象は〈棺槨〉ともいい、「棺おけ」をも意味するというのだから何とも不吉な卦なのだ。
この卦は変化して「艮為山」の卦となることも考慮する必要がある。艮は山であり、この山は困難、連続するなどの象があり、見通しがまるで立たない。韓国情報がいう「回復に向かっている」などということはあり得ない。「住居」が2つあることをも意味するから15号官邸を出て烽火診療所での入院が長引くことを意味するのだろう。
北京情報では「四肢マヒ」とあるがその通りで、脳内の機能の意識作用も正常ではなく、到底意志決定の出来る状態ではなくなっていることを易は示している。しかし病状は一進一退で危機を抜けても、次の危機に見舞われるという状況にある。
これから先、11月、12月、1月の冬季に入ると水旺となり〈水剋火〉と水勢が盛んになって心臓循環器系を撃つようになるので、この時期にも危機が訪れることになるだろう。
こんな症状にあるため、仲々、15号官邸に戻れるようにはならないであろう。
さらにもうひとつ指摘しておきたいのは「旅」の卦には〈遠方に旅行する〉象があるというが、リハビリが長期にわたるとなった場合ヨイヨイの姿となった将軍様は身辺の安全を考えて〈北京への亡命治療〉も選択肢の1つに具体化するかも知れないのだ。
いずれにしても言えることは'08年〜'09年にかけて平壌権力中枢部に於ける権力構造の異変は必至である。先の易でも〈艮為山〉の卦の中には〈雷水解〉の卦も内在しており、この卦には地位、ポスト、権力などの〈解任〉をも意味する場合がある。
最後に今後の将軍様の最後の日に向かう予測をまとめてみると次のようになる。
①将軍様の症状は再起不能であり、'08年〜'09年にかけ政権内部での大変動がある。
②'07〜'11年にかけての期間における時間帯が大凶運であり、何が発生しても不思議ではない状況になっている。とりわけ'11年〜'12年にかけて平壌異変の勃発は必至である。

